[ti:]StarDust [ar:]Sound Horizon [al:]Elysion ~楽園幻想物語組曲~ [00:00.00]「彼女こそ…私のエリスなのだろうか…」 [00:05.62]お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ… [00:19.55]StarDust [00:22.03] [00:38.46]女は物言わぬ 可愛いだけの(Doll)じゃないわ [00:42.60]──愛しい貴方解って? [00:46.31]ちっぽけな自尊心(もの) [00:48.07]満たす為の道具じゃないわ [00:50.33]──月夜の《別人格》(Another)は勝手? [00:53.23] [00:54.33]首を絞めれば 締まるに決まってるじゃない [00:58.09]──月(Luna)が貴方を狂わせたの? [01:02.24]だってしょうがないじゃない [01:03.51]愛してしまったんだもの [01:05.86]──星(Stella)が私を狂わせたのは何故? [01:09.62] [01:10.01]真っ赤な衣装(Dress) 真っ赤な洋靴(Heel) [01:11.86]真っ赤な口紅(Rouge) 真っ赤な薔薇(Rose) [01:13.92]すれ違う男達 誰もが振り返る… [01:17.14] [01:17.57]左手には花束 右手には約束を [01:21.31]疾りだした衝動は もう止まらない… [01:25.10] [01:25.44]お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ… [01:32.32]貴方の白い(Shirt)も 今は鮮やかな(Scarlet) [01:40.44]お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ…… [01:48.43]「…屑でも構わないわ、いつか星になれるなら、 [01:52.90]輝いてる?ねぇ…私輝いてる?」 [01:56.09] [01:56.25]「綺麗な星空ね」…それは艶やかな女のため息 [02:00.27]「君の方が綺麗だよ」…それは甘い男の囁き [02:04.03]夜空を見上げる恋人達 ありふれた風景 [02:07.34]繰り返される恋模様 ほんの些細なこと [02:11.40] [02:11.88]そんな気紛れなひと時を 永遠だと信じたりして [02:15.60]そんな不確かなものを 運命だと信じたりして [02:19.49]泣いたり 笑ったり 愛したり 憎んだりして [02:23.36]その束の間 遥か過去の光に想いを馳せたりして [02:27.01] [02:27.11]あの星々はもう滅んでしまっているのだろうか? [02:30.50]それとも今もまだ [02:32.09]滅びに向かって輝き続けているのだろうか? [02:35.10]光年という名の途方もない尺度の前では [02:38.26]人の一生など刹那の幻に過ぎないのかも知れない… [02:42.44] [02:42.74]──そんな些細なこと されど偶然とはいえ [02:46.79]嗚呼…偶然とはいえ彼女は見てしまった [02:50.27]お揃いの白い服を着て幸せそうに寄り添い歩く [02:54.12]彼と見知らぬ女の姿を…… [02:57.46] [02:57.70]お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ… [03:05.31]貴方の白い衣装(Shirt)も 今は── [03:10.96] [03:11.31]「何故…何故なの…何故なのよ──!!」 [03:15.50] [03:16.20]酸素に触れた赤は やがて黒に近づき示す [03:23.27]二人はもうとわに 一つにはなれないという事実を [03:30.28] [03:31.09]凍てついた銀瑠璃の星々 燃上がる滅びの煌きよ [03:39.06]失くした楽園の夢を見る [03:43.04]私を導け《星屑の幻灯》 [03:45.60]The Light of StarDust [03:47.87] [03:48.15]──想い出を過去の光として埋葬出来ない限り [03:50.61]孤独な亡霊は荒野を彷徨い続けるだろう [03:54.33]女の手は悲しい程に短く星屑には届かない [03:58.38]嗚呼…その手を握り返したのは『仮面の男』だった