[ti:冷たい月の下でなければ響かない]
[ar:hibiku]
[al:爪痕]
[00:01.99]「冷たい月の下でなければ響かない」
[00:06.99]作詞∶石川智晶
[00:11.99]作曲∶河野陽吾
[00:16.99]歌∶hibiku
[00:26.99]
[00:28.99]雨風さらされ
[00:34.70]朽ちかけてるベンチに座ったまま
[00:41.32]乗り過ごすだけで
[00:46.60]熱をもった車輪を見ていた
[00:52.32]この両手から今にも放り出される心情は
[01:01.41]池の中に小さな音だけ残した後
[01:07.39]どこまでも沈む小石のようだ
[01:16.56]冷たい月に吠える犬には
[01:22.53]無謀だと教えていても
[01:28.69]薮の真ん中を好んで歩く
[01:34.62]足跡がついてない方へ
[01:40.59]寒空にかすれた声響いた
[01:49.53]横顔照らせず
[01:55.29]消えかけてる蛍光灯のように
[02:01.79]蒸気した線路に
[02:07.03]どっちつかずの明日がこぼれた
[02:12.82]羽根を汚して低空飛行で探す真実は
[02:21.88]デタラメな優しさに見分けがつかないまま
[02:30.62]飛ぶ力だけを失っていく
[02:36.64]冷たい月の下でなければ
[02:43.21]響かない声があるから
[02:49.16]枯れた落ち葉を拾う右手は
[02:55.19]この先に光を掴むと
[03:01.05]約束をこの夜空に叫んだ
[03:09.60]
[03:30.01]静寂が今 メタリックな車輪の隙間から
[03:39.37]体に染み込んでく
[03:43.20]誰にも微笑えないと
[03:48.00]錆びついてしまう訳などないよ
[03:54.74]冷たい月の下でなければ
[04:00.51]響かない声があるから
[04:06.46]枯れた落ち葉を拾う右手は
[04:12.38]この先に光を掴むと
[04:18.57]約束をこの夜空に叫んだ
[04:27.60]
[04:33.60]【 おわり 】