平野義久 Yoshihisa Hirano
1971年12月7日、和歌山県新宮市生まれ。5歳よりヴァイオリンを始める。
小学校中学年の頃バロック音楽に傾倒、J.S.バッハやヴィヴァルディを 模して独学で作曲を始める。
高校入学と共にジャズを識る。マイルス・デイヴィス、セロニアス・モンク、ジョン・ゾーン等の音楽に強い影響を受け、実際にアルト・サクソフォンを手に する。
同時に劇音楽、地元ラジオ番組の音楽、吹奏楽など数々のジャンルの音楽の作曲を手掛ける一方、ショスタコォヴィッチ作品との邂逅により、作曲法及 び管弦楽法の本格的な習得の必要性を痛感する。
高校卒業後、渡米。イーストマン音楽大学作曲科に入学、C.ラウス、J.シュワントナーに師事する。
入学時に作曲した「弦楽四重奏曲」でNMYEコンポ ーザーズ・コンペティション(ニューヨーク)優勝。ニューヨークの音楽専門誌では、「バルトーク主義」と評されるものの、その実、G.リゲティ、G.ク ラム、イサン・ユン、武満徹、A.シュニトケ、B.ファーニホゥ、タン・ドゥンらの『前衛~前衛チルドレン』音楽に耽溺。
97年より活動拠点を東京に定める。同年作曲の「Myrtle N for 13 stringed koto and violin」で名古屋市文化振興賞佳作入選。2001年「爆走シュート・ベイブレード」で劇伴デビュー。
2004年きのくに芸術新人賞(和歌山県)受 賞。
文学・哲学からモードファッション、ワイドショーまでこよなく愛する、凡そ好奇心旺盛な作曲家。
動物等も大好きだが、あるひとつの不幸な幼児体験がトラ ウマとなり、イモムシ恐怖症。
ペットはカメ(種類不明。マスクタートルと呼ばれる外国産のカメの一種であると推測される)。
日本現代音楽協会会員。